私の母は７０代。仕事を選べるわけもなく
そうじの仕事をしている。
オフィスビルのワンフロアを担当しているそうだ。
当然トイレも。
「えー、他人が使ったトイレの掃除なんてヤダー！」
そう思ったが
母はもう慣れたと・・・
全然平気だって。
だって毎回流してるんだから
そんなに汚くないよ・・・
私は、人が掃除をやりたがらないような
汚い場所（トイレ）を平気で掃除できる
母を尊敬する。
私もそういう人になりたいと思った。
だけど、待って。
トイレ掃除なら私もやってる。
それに、待って。
汚い比べなら絶対に負けない。
ヘルパーの仲間の誰かが以前言っていた
「○○さん家のトイレ掃除は
罰ゲームみたい」
本当にそう。
確かに母は文句も言わず
トイレの掃除をやっている。
本当に偉い。
でもね、
汚いレベル比べたら
私の方が１００倍汚いトイレを掃除してるよ。
外側にも
茶色い塊がこびりついて何しても落ちない。
床にも謎の黒や茶色い物体。
ゴキちゃんの種。
気持ち悪すぎる。
どうしたら、こんな汚い使い方ができるの？
っていうトイレを掃除しているのだ。
信じられないよね。
母のやっているオフィスビルのトイレは
元々ここまでは汚れていないだろう。
そう考えたら、
私の方が偉いな。
吐きそうなくらい汚いトイレの掃除してるんだから。
そもそもどうしたら
ここまで汚れる？
以前に
やはり超汚いトイレの掃除が活動内容に入っているお宅があった。
私はずっと月１で事務所に提出する報告書に
「本人はベッド上でオムツエを変える。トイレを使用していないが
トイレ掃除は必須か？」と問い続けていた。
ずっと無視された。
その時のケアマネがヒドイ人だった。
ケアマネさんというのは
月１で利用者さんを訪問する。
という事は利用者さんがどんな状態だとしても
例えば意思の疎通はできない状態だとしても
利用者さん本人の顔を見て
挨拶して、話かけたり
何か変わったことがないか
目視というのも冷たい言い方だけど
ちゃんと見て確認しなけらばならないのだ。
まず、利用者さん本人と向き合わないといけない。
なのに、そのケアマネはしなかった。
月１の訪問時、ニートの息子と話をして、
私にどう？と聞いてきて
利用者さんの顔を遠目に見て
そのまま帰ってしまう。
なんなんだこの人は？
こんなんでケアマネかよ？
私よりいい給料もらって、
こんなに楽なのか？
よく、ニートの息子と
「あの人、何しに来たの？」
と話していた。
ヘルパーの仕事は基本
本人にかかわる事だけ。
つまり、トイレの掃除はご本人が使っている前提での事。
だから、
私はニートの息子だけが使うトイレを掃除させられていることになる。
オエーー。
ケアマネさん、私の報告書ちゃんと読んでくれてるの？
読まないんだったら書かせるなよ！
書くのだって面倒だからさ。
そう言ってやりたかった。
けど、いつもあっという間に帰っちゃうんだ。
まるで逃げるみたいに・・・。
それで、
数か月書き続けたのちに
トイレ掃除は無くなった・・・・
話がそれたけどと、
ヘルパーか掃除してくれるからって
自分はトイレを掃除しないでいいやと考える利用者さんの家族もいるのだ。
そりゃー、汚いよね。
あとは、利用者さん一人なのに
週2でヘルパー入ってるのに
毎回、すっげーきったねートイレの所もる。
そんな人に限って、
トイレは掃除しなくていいと言うのだ。
数日でここまで汚せる？
これを放置したら？
結局、掃除するのはヘルパーなんだから、
少しでもマシなうちに掃除しておいた方がいいに決まってる。
大勢の人が使うが
常に掃除が入っているオフィスや商業施設や公衆のトイレよりも
たった一人しか使う者はいないが
全く掃除されない個人宅のトイレは
本当に汚いのだ。
たまに、思うのは
ヘルパーの仕事は汚いを耐えること？
もう耐えるのなんてイヤだ。
だったら普通に掃除の仕事の方が良くない？
最近こんなことばかり考えている。
だけど、実際はそんなにヘルパーの仕事していないのだ。
文句言うほど働いてないから
このまま流されよう・・・・。
２０２１年１１月１６日
